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出戻り女の見たGallery-kao

 一年数ヶ月ぶりにギャラリーに復帰させて頂くことになりました。今回はそんな「出戻り女」栃澤由美が見たGallery-kaoのこの一年と、感じた変化をお届けしたいと思います。

 2020年は「コロナに始まり、コロナに終わった」と言っても過言ではありませんでした。

Gallery-kaoも例外ではありません。コロナ禍では店舗の営業を最小限にし、

 

 電話で予約 → ギャラリーで打ち合わせ → 工房で作業 → お渡し

 

という流れに変えていました。店長・中瀬、思いの外、この流れが効率よく順調に運んでいたようです。

コロナで在宅ワークを余儀なくされていた方もいらっしゃったと思いますが、「意外にも自分には合っていた。」という方も。コロナが世の中に与えた影響は計り知れませんが、新しい視点も残していった、と思えます。

しかし、「生で会う」「生で体験する」喜びは我慢の一年でした。ギャラリーの展覧会ができなかったことはやっぱり寂しい…!

  「心を亡くすと書いて忙しい」一年を過ごしていた私に、少しの時間の余裕ができたその時、またkaoに立つ機会が巡って来ました。手放して初めて分かることってあるもの。やっぱり私は額縁を見ていると、ワクワクして妄想が止まらないし、絵が好き。

「会えない時間が愛育てるのさ〜」(by 郷ひろみ)

 季節は折しも春。ギャラリーの展示も始動。現在は大谷まや先生の羽子板絵の展示を開催中。お客様の目に触れる企画を打ち始めました。一年前と比べて、すっかり熱海の街にも溶け込み、口コミで訪れて下さる方も増えたことに驚きました…

店長…レジの操作は進歩してなかったけど、頑張っていたんですね(涙)

 

 はてさて、この一年でkaoは私にとって、ラムサール条約における水鳥の生ける湿地のような、はたまた、砂漠のオアシスのような場所だということが分かりました。(大げさ?)

どうぞ皆様、春の一日、Gallery-kaoで憩うひと時を過ごしませんか!

羽子板「花の宴」と「月華」と手燭

今年は3月半ばで桜が咲くらしいです。

桜で揃えてみました。

川辺美佳先生の作品。

おもちゃ箱の中のような、サーカスのような。